えいぐのん通信

氷河期世代を生きた 土建屋さんのお話

ステンレス 穴開け加工 職人向け

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どーも!筆者です!

 

【筆者スペック】

1.土建屋20年やってた

2.ステンレス穴開け加工も得意な方

3.というか、押し付けられていたら出来るようになった

4.現場でステンレス加工はなかなか辛いよね

 

DIYでステンレス加工なんてなかなかしないと思いますが、軽くでも知っておいてもいいかなと思います。

 

今回は、土建屋仕込み

手摺りの工事は埋設管の影響や、突然の設計変更で

平気で柱の位置を変えたりするので、その都度加工が発生します。

手摺りの材質が、スチールやアルミ、木材ならわりと簡単ですが、 ステンレスになると一気に難易度が増します。

 

切り方悪いと熱で変色しますし

穴開けも難しいので職人泣かせ

 

出来ることならステンレスの加工なんてやりたくないですが、仕方ないのでやります。

 

ステンレス製の手すりの穴開け加工の簡単なやり方(ステンレス厚1mmくらい)と

あるといいなと言う道具のご紹介をします。

 

 

1.ポンチは絶対あった方がいい

ホームセンターで買ってもだいたい1000円くらい

ドリル歯の初期食い込み考えると必須

 

ちなみに下穴は開けた方が楽です

二度手間でめんどくさいけど、開けた方が楽です。

1.5mmくらいの下穴が丁度良いかな

二度手間になるけど、開けた方が楽です。

 


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2.切削油はステンコロリン、絶対あった方がいい

材質がスチールなら切削油をKURE5-56にしても代用出来ますが、ステンレスだと厳しいです。

直ぐにドリル歯が焼き付いたり、ポキッと折れます。

ステンコロリン付けながらやれば結構持ちます

 

ホームセンターにも、建材屋にもなかなか置いてない 激レアアイテム ですが

超絶おすすめです

 

発生材(使い回し材料)でカチコチに錆び付いたネジ切りも

ステンコロリンで一発です。

 


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3.ステンレス用のドリル歯は必要

普通のドリル歯だと直ぐに先端が真っ赤に焼き付きます。なんの役にも立ちません。

 

ステンレス用と謳ってるだけあって

焼き付きにくいです。

(使い方にもよります)

切削油無しで使い方も最悪であれば、1箇所も穴開け出来ずに焼き付きます。

切削油付けて上手くやれば30箇所くらいは余裕で穴開け加工出来ます。

 

 

4.充電式インパクトドライバーの場合

 

充電式インパクトドライバーでも開くには開きますが

打撃振動でドリル歯が焼き付きor折れやすいです。

 

加工物とドリル歯は垂直に

打撃振動がかかる手前の力で、トリガーを指で調節し

ステンコロリン付けながら少しずつ削るイメージで穴開けることをおすすめします

 

5.やっぱり電動ドリルが一番

 

発電機用意したり、コード用意したりめんどくさいですが、やっぱりコード式の電動ドリルには勝てないですね。

 

 

安定した回転で穴開けもスムーズ

てこの原理で10分の1の力でサクッと開く

「ボーラー」 があると尚良しです。

 

 


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現場加工はだいたいこんな感じです

ステンレス加工は、

無理矢理 ゴリ押しで

\( 'ω')/ウオオオオオアアアーーーッ!!!

ι(`ロ´)ノコノヤロウ!!

 

 

と足掻いても、気合いで加工出来ないので

丁寧に切削油付けて、丁寧に削るイメージで

切削油が蒸発したらまた切削油を足しての繰り返し

時間かけてやるのが一番です。

 

だいたいこんな感じです。

卓上ボール盤があればもう少しやりやすいですが、ちょっとだけやりやすい程度です。

 

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