氷河期世代のお話 Part10 外構工事
前回のお話はこちら
https://eigunon.hatenablog.com/entry/2019/08/25/223241
一戸建て住宅での外構工事
一戸建て住宅の外構工事は
もはや戦争
工種が多く 範囲も広いので
他業者さんとの絡み(ラップ)も発生し思うように進まないこともザラ
外構工事ってなに?
って思う方もいらっしゃると思いますので
ざっくり解説
価格:20,953円 |
一戸建て外構工事ざっくり内訳
- 雨水集水桝or雨水浸透桝
- ブロック塀or万年塀or擁壁orL型擁壁
- メッシュフェンスor目隠しフェンス
- インターロッキング
- 土間コンクリート
- 防草シート&玉砂利敷
- アスファルト舗装
- 花壇
- たまに、水道取り出し工事&下水取り出し工事
外構工事ってだけでこの位の工種に分かれます
宅地造成からなら
雨水浸透人孔 (マンホール)が追加され
平均3~4m下に掘らなきゃいけない工種に加えて 雨水管φ200~250
下水道工事 も本格的に下水人孔(マンホール)と
本管から取り出しからの汚水管φ150~200
水道管埋設 までやったりします
本管から取り出しのステンレス管φ50~20 が主でした
φ100以降になってしまうと耐震型のダクタイル鋳鉄管になってしまい
更に専門性、特殊な工具、4tユニックトラックが必要になるので水道業者に任せてました
他、都市ガスならガス工事
埋設物が終われば民地用の道路作り
外渠工事(境界に合わせたL型の平板並べ)
集水桝工事
汚水管工事
そして舗装工事
終わり
からの一戸建て建設着手
みたいな流れです
簡単に書いてますが
全ての仕事に 自社で測量は必須
最低でもレベル(高さ) トランシット(通り)は必須
高さ出して、マンホールの位置(通り)出して、図面から計画高 地盤高 管底(管の深さ) 勾配の計算をして
勾配何%なら管1本(4m)で何センチ何ミリの高低差があるのか弾き出して
初めて仕事に取り掛かるみたいな流れ
はたからみれば、
工事屋は3Kのお仕事で
とりあえず頭悪そうとか言われ
臭いとか 汚いとか散々言われてきました
この記事をご覧になってる方も多分
そう思ってらっしゃると思います
立場的なアレもありますが
上司になるにつれ責任も増え
ぶっちゃけ頭使わないと工事は成り立ちません
なかなか理解されないのが現状です
それでもまぁ
20年経っても作った道路はまだ残ってますし
家も建ってます
初めてやったブロック塀もまだ残ってます
【形に残る仕事】 という達成感は味わえたので個人的には満足してます
それでは次回は
各工種についてお話していこうと思います。
閲覧ありがとうございました┏●